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2007/12/17

デッドリンガー

Hutago

孤児で、幼い頃の記憶がないマチアスは、妻と息子と三人で穏やかな幸せを得ていた。
妻のお腹には、新しい命が宿っており、その誕生を心待ちにしている。

ところが、母が亡くなったという知らせと共に、呼び出された弁護士のもとに、自分とそっくりの男がおり、それが生き別れた兄だと知って、激しく動揺する。
兄は、過去の自分のことすら忘れたマチアスに、どこかおかしな態度をとる。
やがて呼び出された兄、トマの家に出かけたマチアスは、トマではなく妻らしい女性に抱きつかれて、慌てて家を飛び出す。

夫と間違えたらしいトマの妻エレナと同様、自分の妻と子も、やがて訪ねてきたトマと夫の区別がつかなくなっているのを知って、マチアスは不安を覚える。
血を見ると貧血を起こす体質、時折よぎるフラッシュバックに浮かぶカミソリ……。
父が生きていると知って、訪ねたマチアスは「おまえは死んだのだ」と、突き飛ばされ、過去に幼い自分をそういって閉じこめた記憶を思い出す。
いったい、どうなっているのか、自宅に頻繁に現れるトマに、すっかり懐いている息子と妻の存在……。

やがて、妻はマチアスに殴られたといって、傷だらけでバスルームに閉じこもっていた。

双子ものって、とても興味があるんだけど、これだけ似ていたら怖いかも。
本来、孤児ではなかったと喜んでいいはずのマチアスは、兄の取る不可思議な行動にすっかり疑心暗鬼になってしまうあたり、気の毒なんだけど、妻と子供の態度もちょっとどうなの? とか思ったり。
なんにしても、血とカミソリのイメージがまとわりついた過去に焦点が合ってきて、そうなるとこの結末は??? と思わないこともない。
そこまでそっくり、というのも解せないが、過去のいわくのあとにまだそっくり??? というのがね……。
ラスト、どっちがどっちが分からないようにだろうけれど、赤いシャツと黒いスーツをふたりともが着ている、というあたりに違和感が。

けれども、残酷で哀しくて、どっちにもかなり同情してしまったのは、ひとえにいい男だったからでしょうか?(笑)
まあ、下手な映画を見てあ~んということが多い昨今、主人公だけでもいい男ならまあいいか。

結局中身よりもそこしか見てないのかい? アタシ……。

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